イド、さすがにちゃんと読み直した!
一応書いとくけど以下感想です。
なんだろうな、やっぱり書き方は気になる…感嘆符や三点リーダが多かったり、2行分の大きい文字を使ったり、あと結構感情的。珍しく藤丸が自我を出している場面が多くて、我々ユーザーと藤丸立香との隔たりみたいなものは感じた。そこ意図的なのかな…
ストーリーはまあ「別離の話」でしたね。出会いがあれば別れもある、それがFateなんだなぁと改めて。それがいずれ来るサ終という別れも示唆しているんだろうな、とも思ったけど。
ただ弊カルデアにエドモンいなかったのがな…いたらもっと良かっただろうな…
アヴェンジャークラスって大体が無辜の怪物案件だから、そのあたりサリ先がわかりやすく表現してくれてたかも。そういった復讐者のサーヴァントとしての在り方も見えてきて、それはそれでしんどかった…
そんな復讐者をも味方につけ信頼をも得る藤丸、何者なんだ。
最後に通りすがりでいらしたアンリマユくん、ありがとう。アヴェンジャーといえばキミだからね、顔を出してくれてよかった。きっと最後の鍵になるサーヴァントでしょうし…
そんなわけで、廃棄孔関連の本の話。
「廃棄場に咲く」
2023年8月発行/文庫本サイズ/64P/R-18
印刷/ホープツーワンさま
使用ソフト/Photoshop
色々な意味で奇跡の本になりました。
同時発行した同人誌「嘘吐きな虫に抱かれて眠りたい」が虚数空間と廃棄孔をベースにした設定の話だったので、Fate/EXTRA CCCとFate/EXTRA LastEncoreを再履修してたんです。そこでふと、設定・話の内容・タイトル・表紙デザインと全部纏めて降ってきて。2冊出すつもりなんてなかったんだけど、ここまで降ってきたらもう作るしかなかった!
でもとにかく時間がなかったし(私にしてはね)ページ数も少ないから、単価の低いサクッと読める本として作ろうと思って。いつもプリオンさんなんだけど、初めてホープさんにお願いしました。紹介してくれた友人ありがとう。
装丁は単純にクリアPPにタイトル箔押しです。デザインはとにかく意図したものはほぼない、降ってきたイメージそのまま。決戦礼装を描くのが難しかった事くらいか、枯れ木に刺さる服とか描けんわ(笑) いや描いたけど。あとタイトルフォントはそこそこ悩んだ…
設定はラスアンから結構拝借してます、廃棄場ネタだからね…ラスアンの岸波はしんどかったな。あと廃棄場=秋の森が舞台なので、妖精さんのセリフに特殊フォントを使ってみました。
雰囲気は出たかな?
フォントについてはとにかく特殊なので、予めホープさんに相談をして、指示された形式通りに入稿をして無事完成。丁寧な対応をしてくれた関西弁の明るいスタッフさん、ありがとうございました。
内容的には奈落に落ちてから召喚に応じるまでの「あったらいいな」のお話です。「やっぱ俺がいないとだめだろ、きみ」という気持ちになった経緯って感じなんだけど、書いてて度々設定に振り回されそうになって大変だった…
でもその設定ありきの話だからこそ、型月のオタクには刺さったようで。型月民の友人が夏イベをきっかけに「そのカプ気になる!」と読んでくれたんですが、凄くテンション高めの感想をくれて。設定の他にも「面白いし読みやすくて一気に読んでしまった」と言ってたのはかなり自信に繋がったかも。しかもその友人、二次創作が苦手だったそうで…でも私の本きっかけで印象が変わったとの事で、めちゃくちゃ嬉しかった。
ただ結局、このカプ界隈の雰囲気がダメだったらしくハマるには至らなかったとの事。残念すぎる…まあ二次創作が苦手だった理由が「原作無視のものが多いから」らしいので、まあそういう事だわね…
あとコミケで何人か男性がピンポイントでこの本を買っていかれたのも印象的でした。表紙デザインなのかな? あと男性視点で書いたのも良かった? 元々えろげの民なので、男性視点でも全然書けるのはひとつの強みなのかな、とも。
色々とミラクルな本だったから長くなってしまった…
お手に取ってくださった皆様、ありがとうございました。
そして一応まだとらさんにも残ってるのと、手元にも少しあるから、イベントの時にでも見ていたたければ嬉しいです。