今回の記事は内容が入り組んでいるのと、できれば墓場まで持って行きたい話だったのでなかなか書けなかった話なんですが。ただこれまで生きてきた中でも一二を争う辛い裏切りにあったのは間違いなくて、この件以降は頭おかしくなって何に対してもまともな対処ができなくなったくらい重大な事でもあったので、やっぱり書くことにしました。
「おやすみ抜け殻の虫 おはよう眠り姫」
2022年7月発行/A5/80P
印刷/プリントオンさま
使用ソフト/Photoshop等
最初で最後の共同制作、合同誌です。
言い出したのは私でした。彼女のセンスやネタには惹かれるものがあって、100Pの同人誌を描ききった実績もあって、方向性と熱量も当時は近かったので。
何より、彼女はずっと「10年描いてきたのに作品が認められていない」という事を気に病んでいました。そうであるなら2人でいいものを作れば、もしかしたら彼女の良さが認められるのではないかという思いも大いにありました。
テーマは夢、タイトルは2ヶ月くらい一緒に悩んで決めたものでした。彼女の漫画が36P、私の小説が18P×2収録されています。
作業の分担や金銭関係はしっかり決めてあったし、内容もお互いにかなり指摘しあって作った、あくまでも「合同誌」のはずでした。
当時の事を思い出して、辛かった事、悲しかった事、人として蔑ろにされた事、酷い裏切られ方をした事……色々あったなって。本出すって言ってからは界隈での嫌がらせにもたくさん遭って、こんな辛い思いをするなら途中でやめればよかったと思って、泣きながら詳細な経緯を書いていたんですけど。
これは、
書いちゃだめだ。
訳の分からない誹謗中傷をされて、何をどう説明しても数で叩かれて、やり取りを本人の都合良く言いふらされ一方的に悪く言われて、界隈のヘイトを集める存在にされて、きちんと事情を書いたら少しは解ってもらえるんじゃないかとか、なんか色々考えてたけど。
界隈の二次創作者達が過去どれだけの事をしてきたかって、私が受けた被害くらいは書きたかったけど。
この話を自分の正当性を弁明するために利用してはいけないと思った。
多分私は、彼女の作る物が好きで
創作への考え方とか表現の仕方とかも好きで
認められていないなら何とかしたいと思って
散らかっていたネタをプロットとして纏めて
一緒に内容や台詞回しを考えたりして
勝手にWeb再録をされた事はショックだったけど
最後の最後まで蔑ろにされたけど
それでも認められたなら良かったのかなって
私はきっと彼女の創作物を
愛していたんだなって思って
だから、なんかもう、いいです。
嫌われても、頭おかしいとか思われても、早く消えろって言われても、変なメッセージが来ても、それよりも、私は、
守らないといけないなって
この愛は
死ぬまで
大切に守ります