FGOで毎年末に何かが起きるのは、型月世界的に年を跨ぐ時の狭間、その一瞬の境界に意味があるかららしい。確かこれもゼルレッチ案件だっけ？
今年もFGOはなんか起きるのかな。
DIR EN GREY - TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death- @大宮ソニックシティ
ツアーも終盤、久々のソニックシティ。ライブハウスと違って席があるのは楽だし、雰囲気とか音響も違うからホールも好きだよ。思ってたより傾斜があったから、後ろの方の席でもステージがよく見えた。あといつの間にか開演前のアナウンスに英語版が追加されててびっくり、確かに海外の人はまた増えてきた気がする。
一緒に行った友人と「いまだにヴィジュアル系だと思ってる人が多すぎる」っていう話をしたんだけど、確かにその通り。海外で「日本のバンドといえば？」って聞くとDIRを挙げる人も多いらしい、一応メタルバンドの括りみたいね。来年は欧州ツアーもやるし、いつだったかWacken Open Airにも出演してたし。Wackenはフェスのためのツアーも組まれてるから一度行ってみたいんだけど、日本人女1人で海外テント泊とかハードル高すぎ。
セトリな…切れ味はいいけどちょっと物足りないかも。でも朧からのスクリームからのマーシーは良かったかもしれん、京さん大分壊れてた。あの爆発的で剥き出しの狂気って他のどこでも見る事はできないと思う。
個人的に体調が微妙で、途中眩暈が酷くて座ったりもしたからホールライブで助かった…もう耳は一生ダメだな。それでもライブには行く、糧なので。
相変わらずアンコ待ちは長い、でも京さん機嫌良かったかも。しかし煽るのに「埼玉ァーッ！」って言うのちょっと、やめて…せめて大宮にしといて。いやそれも変なのかな…
「お前らの事なんか愛してねーよ！！！」
＼あいしてるー！／
いやご機嫌だね。
締め曲はカムイだった、最近長尺プログレ曲多いね。これ音源だとフーン？なのに、ライブ映えが凄すぎて…ホールだったから余計かも。
捨てられた愛を拾う人生、上等じゃないですかね。どんな愛でも無いよりはマシ。そしてツアータイトルを綺麗に回収していく歌詞のおわり、最高だよ。
「時には温もりと安らかな死の匂いを」
彼らのライブは観た後に世界が変わる、これはきのこのテキストを読んだ後の感覚ともかなり近いんだけど。醜くて汚い世の中で感じる「しんどい、こんな世界は嫌だ」という絶望を表現し、憤りを代弁してくれる。その上で「そんな世界も悪くはないかな」「思ったより世界は美しいのかも」とまで思わせてくれる。
まあFate展の時に展示してたきのこCDコレクションに彼らのCDもしれっと置いてあったから、感覚が近いのも当然なのかもしれない。
