Choko_diary

どこかで二次創作をしているオタクの雑記

二次創作者にも必要な法的知識について考える

私は2年半ほど二次創作の小説を書いているのですが、二次創作者間でのトラブルを多々見かけます。

そして私も、これまでに謂れのない誹謗中傷などの迷惑行為をたくさん受けてきました。

なぜなのか? まあ字書きとしては初心者でヘタクソなのに、変に目立ったとは思います。活動初期から同人誌を出したり、ハンドメイドグッズを作ったり。現在もネトストはされ続けています。

でもそれだけでなく、私自身にも良くない所はありました。二次創作が久々すぎて勝手が違う面に対応できなかった事、女性向けの字書きとしては初心者だった事、初動で相談相手を間違えた事など。まあ郷に入りては郷に従え、ができなかったんですよね。

だからといって迷惑行為をしていい理由にはなりません。そうは思ったものの、私は本当に認識が甘く、対応の仕方を完全に間違えたのです。

二次創作、特に女性向けの界隈は社会的なルールが全く意味を成していない場合が多い

SNS利用規約も国の法律も、全て関係ない。神たる二次創作者こそ全てのルールなんですよね…正直どうかしてますけど。

それでも、いざ二次創作者同士の問題が現実へと露呈した時に「知らなかったんです!」ではまかり通りません、無知は罪なんですよ。なので私の経験から少しでも学べる事があればと思って、この記事を書くことにしました。

そして同時に、私個人に対する迷惑行為について、同じジャンルやカップリングで活動する方への情報共有が必要であると強く感じました。個性的な方が多いですからね、上手く対応していただけましたら。
以上2つの点から、いまだ実際に存在している誹謗中傷を引用しつつ、お話をしていきたいと思います。

なお私自身は法律家ではありませんが、この記事は実体験を元にした一般常識として記載していきます。

 

●トラブルや迷惑行為において法律家の存在をチラつかせるのはオススメしない

何か問題が起きて自分が悪く言われた時、まず初動の対応が難しいし大切なんですよね。私はそれを完全に誤った。

まず同カプ二次創作者に相談をしない方がいい、非常に揉めます。なんなら「あなたは悪くない、悪いのはあいつ!」と言いながら「あいつ」に人気が出た途端、即寝返ります。

そして基本的にはちゃんと意思表示をした方がいい。我慢して黙っていても何もいい事はなかったし、ちょうどいいサンドバッグとして迷惑行為が連鎖的に続いてしまった。それに誹謗中傷の時効は3年です。

とサラッと法律の話を出しましたが、私には法律家のツテがあります。ありますが、そのツテを頼りすぎたのも良くなかった。なにせ無法地帯にいる人たちが相手ですので。

私は過去「迷惑行為をしてきた人と和解したい」と思い、法を頼りました。その結果「謝罪と和解を求める文面を送る」という事に。行政書士に文面を書いてもらい、情報開示請求をして相手方に内容証明郵便を送る事になりました。その書面イメージがこちら。

いやまあビジュアルが強いですね、それでも現実社会においてはこれが法です。最後には私の希望で「なるべく当事者間で解決する事を望んでいる」という一文を入れてもらいました。

ただ「なぜ和解をしたいのに金銭を求めているのか」という点について、現行の法律では「謝罪要求は金銭要求とセットでなければならない」との事で。結果的には内容証明郵便ではなくSNS経由で送る事になったので、この法的効力を持たせた文面は要らなかったという事には後で気付きました。

そして後にこの文面が「脅迫文である」として私は加害者に仕立て上げられる事に。(後述します)

法律の知識は必要です。ただ知識を得るだけにすべきで、下手にその力を行使してもいけなかった。まあ本当に有事の際には頼るべきですが。

●実際には弁護士がついていないのに、いるフリをするのもオススメしない

これ、さっきとは逆の話なんですけど。

「弁護士がついてます!」と書いて予防線を張る事で、かえって「弁護士はついてない」という事実が露呈する場合もあります。私にも弁護士いる宣言をした人から「弁護士に書いてもらった風の文面」が送られてきた事もありました。まあそんな文面は結局バレますよ、私もプロに見抜いていただきました。そうなると「弁護士がついています!」が嘘であると確定しちゃうんですよね…脅しみたいで印象も悪いからやめておいた方がいいと思います。

 

●X(Twitter)は無法地帯である

本来であれば大前提の話です。そろそろ皆さんお気付きかと思いますが、実態の伴わない事項や誹謗中傷でもXでは通用してしまいます。某ガレソさんが本当にいい例だし、YouTubeが無法地帯なのもこれこれさんがいい例。

だからこそ、その2ヶ所にある話は本来信じてはいけないんですよね。違法であっても削除依頼なんて通らないし、例え誤情報でも声の大きい人が正義になってしまう。

そして私もXで根拠の無い誹謗中傷に遭いました。それは2022年夏頃にトラブルがあった相手からで、前述の行政書士が書いた「和解を求める文面」を送った相手でもあります。実際の誹謗中傷ポストを引用しておきます。

報告?ご協力?画像を含めパッと見は注意喚起のように書いてありますが、内容としては実態の伴わないただの誹謗中傷です。それでも信じる人は多いし、何よりいまだに削除されずに残っている事実が凄い

画像1枚目の経緯は相手の感じ方を尊重したいところですが、それにしても悪意により歪曲された事実の方が多い。そして行政書士の書いた文面を「脅迫文」と称している点が事実と異なるため名誉毀損や侮辱罪にあたる可能性があります。オープンな場で相手を名指しで、また事実と異なる内容を発信している、と条件的には要素を満たしているでしょう。

これが悪意なのか無知なのか、どちらにせよ悪質だし信じた人も知識がなさすぎる…さすが無法地帯。何より「予想される」「可能性が」「かもしれません」こんな想定の言葉ばかりです。いや本当に実態はないですからね、本来であれば「被害妄想が物凄い!」としか言えない内容なんですよ。まあ私怨まみれの誹謗中傷である事は間違いないのですが、こういった神字書きとされる人たちの誹謗中傷がこの他にも続きました。当時の私は混乱してしまい精神状態が非常に悪かったので、適切な対処もできませんでした。

気を強く持つという事も非常に大切ですね。そこに二次創作の上手い下手は関係ないんですよ。それなのに私は「自分の小説がヘタクソだからな…」と思ってしまった、良くなかった。

画像2、3枚目については鍵アカのポストと、相手を限定して公開した内容のスクショです。私は迷惑行為に耐えきれずにX(Twitter)のアカウントを削除した事があり、その時のものになります。ただそれは2023年2月の事で、画像にある経緯を踏まえれば相手は絶対に知らない内容です。つまり誰かが横流ししているんですよね、まあ公開範囲から誰なのか想定はできますが。とにかく広く公開されていない内容を転載するとプライバシー侵害であり著作権侵害としても罪に問われる可能性があります。そも引用元の記載がない時点で、このポストは結局のところただの誹謗中傷にあたるでしょう。

そしてこの続きのポストの引用がこちら。

1、2枚目は前述の行政書士による書面をSNSで送ったもののスクショなので、承諾のない私信の公開となり本来であれば即削除&アカウントも削除となります。(詳細は後述します)が、XはそれでOKなんですよね!まあ個人的に公開されて困る内容でもないのですが。4枚目は私が相手を伏せて書いた経緯報告ポストの無断転載で、著作権侵害にあたるでしょう。

しかしです、3枚目はどこからきた?殴るとは? 経緯を読んでもここが一番意味不明だったんですが…(後述します)

なお先日3月17日にありました春コミのイベントにおいても、私は暴力行為など一切しておりません。当然ですけど。

それと「あくまでも当事者間の問題」なんかじゃないですよね、既に画像を横流しした人が加担しているのは明らかなので。

本当にXは何でもアリですね、人気の二次創作者が全てのルールになっていて怖すぎます。周りの人間も配慮せざるを得なくなり、界隈はどんどん異質になっていく。ただもし現実の法廷の場に立たされたら完全敗北しますので、そこは把握して自衛しておいた方がいいと思います。

いやそも誰かをを集団で叩く人間性、どうなんでしょう。

なお現状この件で私から動く予定はありません、年単位で時間がかかる可能性があると助言をいただき、その時間と労力が惜しいと思っていますので。何より、もしこの誹謗中傷を鵜呑みにして信じる人がいるのなら、その方が大分常識がないんですよね。


●RPも罪になる可能性がある

これは自衛の話になりますが、先程のポストには引用リポストがついています。そのリポストの引用がこちら。

いまだに意味不明なのですが、名前晒しって何なのでしょうか? まあこの方も私に対する私怨持ちなのですが、詳細な話をするにはプライバシー侵害にあたる「私信の公開」が必要になってしまうので、今はノーコメントにしておきます。何か他の紹介方法を考えておきますね。

そして元のポストが違法であるとして罪に問われたら、RPした人も罪に問われる場合が。過去には実際に有罪とされた判例もありますし、引用RPに限らずリポストする際は事実確認をするなどして十分注意しましょう。この件のリポストに関しては私の方でも当然記録はしています。
 

●相手の同意なくDMやLINEを晒してはいけない

さてここに来て遂にX(Twitter)を離れ、ようやく現実に辿り着きました。はてなブログさんには日本の法を踏まえた規約がきちんとあり、規約違反があればきちんと対処してくださっています。

先日、私が書くこのブログを非難する内容の記事が匿名で投稿された話をしたいのですが。

■「2024年5月24日に某所で投稿されたとある記事について」

https://blog.hatena.ne.jp/login?blog=https%3A%2F%2Firanoxcaelum.hatenablog.com%2Fentry%2F2024%2F05%2F29%2F134310 

残念ながらこの記事ははてなブログさんの規約違反であるため、運営により削除されています。本当は内容をお伝えしたいのですが、違法な内容の記録を載せる事もまた罪にあたるので…残念ですね。

しかしなぜ規約違反であり、なぜ違法の可能性があるのか。それは記事内で私との個人的なDMでのやり取りを私の許諾なく公開したからで、これが先程から書いていた私信の公開というものです。正直ご存知なかった事に驚きを隠せません、弁護士のツテがあるのに? そして「やり取りを晒したから信じる」とか言い出す方々も本当に常識がなかった。まあ記事は残ってた方が私としてもよかったのですが、実例になりますし。

この件の内容としては、私が「同カプ界隈の人で頒布物への金銭の不払いがあった」と書いた事に対して、本人とされる人物が匿名で「その頒布物はプレゼントされたものだ」と主張される内容でした。まあ一言で言えば単なる認識の齟齬で、正直どちらが悪いという話はありません。ただ金銭の不払い問題を起こしている事は相手が自ら認めていました。

参考までに、話の経緯を私視点で書いた記事がこちら。

■私の考える人間関係や揉め事との向き合い方②

https://chokodisposed.hatenadiary.jp/entry/2024/02/03/113123

さて、もう少し踏み込んだ話をすると、削除された記事には証拠としてXで私と仲良さそうにDMをした「私信」のスクショが載せてあり、金銭の授受が必要なかったと主張するものでした。しかしXでのDMやLINE等は、相手の許諾なく恣意的に晒したら罪に問われる可能性があります。その基準については意外ときちんとしたルールが存在していて「私信の内容が話の主題である事」「私信の引用量が過度である事」あたりに相当すると、プライバシー侵害にあたる可能性が高くなるようです。名前を伏せたところでルール違反であればアウトですし、当該記事にはこのブログにリンクが貼ってあったので名前を伏せた意味もありません。ただこのあたりは難しいところですし、各SNSでの規約にもよるかとは思います。

なお、今回はそんなルールに反するものではないと判断できましたので、実際に掲載されていた私信を紹介します。

※この私信は相手方が私の許諾なく公開されたものであり、かつ掲載した記事の削除が相手方の意思によるものではありませんでした。しかし私がここで公開に許諾する事で「公開に関して双方の合意が成立した」と看做します。削除はされていますが引用元はこちら。

https://blog.hatena.ne.jp/login?blog=https%3A%2F%2Firanoxcaelum.hatenablog.com%2Fentry%2F2024%2F05%2F29%2F134310 

ここに書いてある「ハンカチ」が問題の頒布物になります。いや、これは相手の許諾なく公開したら明らかにダメなんですよ。情に訴えたい気持ちはわかるのですが…というか、あれ、よく読むとここに殴るって書いてありますね?先程紹介した誹謗中傷ポストの「殴る」画像ってこれじゃないですか? 

このハンカチの人、誹謗中傷に加担していますよね。

そうそう確か、この時の私は早く相手との話を終わらせたい一心で本当にイライラしていたんです。私に害をなす可能性を感じていたので、とにかく早く縁を切りたかった。それでもしつこくイベントに来いと言われたために、勢い余って「絶対にイベント参加が出来ない理由」をでっち上げて強引にイベント参加を断ったわけなのですが。

DMを公開したことで、かえってこのハンカチの人が「過去あった私への誹謗中傷に加担している」事が明らかになりました。これはうっかりを通り越してませんか? いや人間悪い事はできませんね…

それにしてもこういう不用意な発言をすればこんな揚げ足取りをされますので注意しましょう。

しかし私への誹謗中傷に加担した人、これで3人目です。もう立派な集団いじめですよ。つまり前述の誹謗中傷ポストそのものが「当事者間の問題などではなかった」事も明らかになりました。結局のことろ、これは一方的な私怨を持った複数人による「悪質な集団リンチ」だったのです。

ついでに頒布物不払い問題について、ハンカチの人視点で話をまとめておきます。

ハンカチを対価なしに受け取る(22/12)

→本来ハンカチと交換にしたかった自分の同人誌を買わせる(23/03)

→DMの内容を利用して誹謗中傷に加担(23/06)

→ブログで金銭不払いと言われた(24/05)

→対価なく入手したハンカチを「感謝とお詫びのしるしとしてプレゼントしてくれたハンカチだった」と主張(24/05)

これが正しい過程ですね。いや私を誹謗中傷までしておいて今更それはかなり図々しい気がしますけど。

まあ私としてはこういう事をする人だろうな、と予感していたため「手切れ金として押し付けたハンカチ」だったんですけど。また、ハンカチの人が私への誹謗中傷に加担していると確証できた時点で「金銭被害である」と認識を改めました。

ともかく相手の許諾なき私信の公開はプライバシー侵害にあたります。その点に関しては本当にXが無法地帯なんですよね。


●創作物は消さない方がいい

私は字書きとしては本当に初心者で、自分の小説を同カプ二次創作者から散々貶されてとにかく自信がなかった。だからこそ衝動的に創作物を消す癖がついてしまい、定期的に削除もしてしまっていました。

しかしその「創作物の削除」により新たな迷惑行為がうまれました。この件に関しては私がXのアカウントを削除した事に起因しますが、とにかく初出日と内容がわからない創作物を再掲すると「パクっただろ!」と後出しの言いがかりをつけられる事があるんですね。

■私の二次創作小説が別の方の作品と似ているという指摘について

https://chokodisposed.hatenadiary.jp/entry/2023/08/16/185116

いやもう公開した創作物を消すのは本当に控えた方がいい、やむを得ない事情で消すなら「公開日と内容のわかるスクショ」をとるべきです。私の場合はネタをパクっただろという言いがかりでしたが、登場人物の名前を変えただけの小説を転載される可能性もあります。自分の著作物を守るためには本当に必要な事なんですよね。

 

●個人情報は意外と流出している

これはとても怖い話なのですが、私の元に匿名で「迷惑行為をしてきた人物の個人情報」が送られてきた事がありました。内容は本名と住所だけで、信憑性に欠けてはいました。ただもし正しい情報であり、私がそれを悪用するような人物であれば当然事件が起きます。

個人情報であるとされた人物は二次創作歴が長いようなので、過去発行した同人誌の奥付などからも情報は漏洩しそうです。

ただ何よりまず、人の恨みを買わないようにすべきなんですよね。情報送信者は私に「この情報を使って自分の分も戦ってくれ」と言っているようなものですから。

そもそも、昨今は匿名であっても情報開示請求がしやすくなりました。「名前も顔も見れないから何を言ってもいい」という時代は終わっていますので、その認識があるならアプデしておきましょう。


●揚げ足取りをされないよう発言には用心を

私自身に関して、これが一番良くなかった。私信であっても本気でなくとも、殴るとか書いてはいけなかったですね。まああんな悪用をされるとは思ってもいませんでしたが…

その他にも「状況が掴めないままなんとなく謝ってしまった」事が多々ありました。謝罪をしたという事実は「自らの非を認めた」として100%悪人にされます。個人的には本来、揉め事に関して「お互いに悪い点がある場合も多い」と認識しているのですが、その考えで動くと悪意に負けます。

謝罪はどうしても必要に迫られた時だけにした方がいいでしょう

 

この記事で私がお伝えしたかった事は以上です。
まあ端的に言えば自衛しろ!弱みをみせるな!舐められるな!にはなるのですが。
恨みを買わないようにしてても全回避は難しいですし、「なんかムカつく」という理不尽な理由でも言いがかりはつけられる事があります。

知識をつけましょう。

悪意と戦うには一番の武器であり、魔除けでもあります。

 

最後に、完全な余談にはなるのですが。

この記事を読んで「法ってなに?!なんか理不尽じゃない?!」と思う方もいらっしゃる気がするんですよね。「あんな素晴らしい二次創作をする人が違法行為をする訳がない!」とも。

なぜそう感じるのか、それは「このブログ主が悪人であるという先入観」からです。私だって一人の人間として生きていますし人権もあります。できれば公平な視点を持って日々を過ごす事をおすすめします。特定の人物に肩入れをする事で、騙されたり詐欺にあったり、知らぬうちに犯罪に加担するなどしないように。もしその相手が実際に会ったことのない人であれば、余計に注意した方がいいと思いますよ。「知らなかった」では許されません、法を犯したあなたを救うものは何一つありません。

 

長文をお読みくださりありがとうございました。

そしてもし本当に法による対処が必要な案件が起きたなら、こんな所を見ていないできちんと弁護士を頼りましょう。

それでは皆さん、法を遵守してよい二次創作ライフを!